米グルーポンがCEOとCOOを解任、新型コロナ危機からの回復準備へ

新型コロナウイルスの影響で多くのテック株が時価総額を暴落させているが、中でもGroupon(グルーポン)はいっそう厳しい打撃を受けている。同社の株価は過去5週間で70%以上下落した。

その報いはGrouponの経営陣に向けられ、米国時間3月25日、Rich Williams(リッチ・ウィリアムズ)CEOとSteve Krenzer(スティーブ・クレンザー)COOの2人がその座を追われた。Gouponは声明で、両幹部は現職を退き、Grouponの北米担当プレジデントであるAaron Cooper(アーロン・クーパー)氏が暫定CEOに就任すると発表した。

全米の小売業界に対する新型コロナの影響は当然Grouponにも負の影響を及ぼしており、会社は危機が全土に広まる数週間前から深刻な状況にあった。Grouponは第4四半期決算で期待を大きく裏切り深刻な売上減少を報告して激しく批判されていた。

同社の取締役会は専任のCEOを探すことになる。当面クーパー氏は間違いなく厳しい状態にある会社で任務を遂行しなければならない。すでに多くの現存および将来の顧客が店を閉じている。

「世界的パンデミックが生んだ破壊は著しく、我々の直近の目標は数百万のGroupon協力店舗と顧客、そして従業員が直面する多くの課題解決を手助けすることだ」と暫定CEOのクーパー氏は声明で語った。

Groupon株はこのニュースでわずかに下がったが、市場全体が低迷する最近の史上最低状態の中、多少上向き傾向を示している。投資家は市場全体が危機に耐えているこの時間が、同社の未来への準備期間になると信じているのか、それとも単に底値だと思ったからなのかはわからない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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