IACは米国時間12月22日、Vimeoを独立した上場企業にする計画だと発表した。
IACのCEOであるJoey Levin(ジョーイ・レヴィン)氏は2020年11月、株主に宛てた手紙中で持株会社が「Vimeoの株主へのスピンオフを熟考し始めた」と述べている。2021年第1四半期に株主の承認を得る手続きを行い、実際のスピンオフは第2四半期になるという計画からすると、熟考の段階を超えてその先に進んでいるように聞こえる。
「Vimeoの目覚ましい成長、確固たる主導的な地位、巨大なマーケット機会の組み合わせは同社の見通しを明るいものにしました」とレヴィン氏は12月22日の声明文で述べた。「Vimeoが羽を広げ、素晴らしい独立した上場企業になるときです」。
Vimeoはかつて消費者ビデオの行き着く先としてYouTubeと競っていたが、近年、同社の戦略は事業所向けのビデオツールの提供へとシフトしていた。11月に同社は有料会員150万人とクライアント企業3500社を抱えていると明らかにしている。そして、直近の四半期はEBITDAで黒字を確保し、前年比の売上高は44%成長したと述べた。
発表では、IACからスピンオフする企業はVimeoで11社目になり、持ち株をIACの株主に配分するプロセスだとしている(Match GroupのIACからの分離は今夏に完了した)。
「当社は、世界中のあらゆるチームや組織がコミュニケーションをとったりコラボしたりする方法として、オペレーションにビデオを統合するのをサポートするという稀な機会を手にしています」とVimeoのCEOであるAnjali Sud(アンジャリ・スド)氏は声明文で述べた。「以前はプロ品質のビデオは時間やコストがかかり、また複雑であるために手が届かないものでしたが、当社のオールインワンのソリューションはそうした障壁をかなり低いものにしました。当社は次の章に向けて準備できています。ビデオ作成をもっと簡単なものに、そしてこれまで以上に効果的なものにすることにフォーカスします」。
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(翻訳:Mizoguchi)