音楽ライセンスのマーケットプレイスプラットフォームであるSongtradr(ソングトレーダー)は、シリーズDラウンドで5000万ドル(約55億円)の資金を調達したことを、米国時間6月21日朝に発表した。
募集枠を超えた今回のラウンドには、Regal(リーガル)、Aware Super(アウェア・スーパー)、Perennial(ペレニアル)、Argo(アルゴ)、Greencape(グリーンケープ)が参加。2020年8月に行った3000万ドル(約33億円)の調達に続き、ロサンゼルスを本拠とする同社の資金調達総額は1億ドル(約110億円)を超えた。
同社のプラットフォームは、Disney(ディズニー)、Netflix(ネットフリックス)、Apple(アップル)、Coca-Cola(コカコーラ)、Amazon(アマゾン)、Google(グーグル)など、広告、映画、テレビ、ゲームなどの分野で著名な企業に音楽をライセンスしており、約60万人のミュージシャン / ソングライター / 権利者の楽曲を管理している。
Songtradrのこれまでの資金使途には何の問題もない。同社は2021年6月初めに、クリエイティブ・ミュージック・エージェンシーであるMassiveMusic(マッシブミュージック)の買収を発表した。過去1年の間にはCuesongs(キューソングス)、Song Zu(ソング・ズー)、Pretzel(プレッツェル)、Tunefind(チューンファインド)などの企業を買収してきた。
今回の資金調達は、さらなるM&Aや新製品の開発、グローバルな人員の増加に充てられるという。同社はLAに本社を置き、ヨーロッパとアジア太平洋地域にもオフィスを構えている。
Paul Wiltshire(ポール・ウィルトシャー)氏は、プレスリリースで次のように述べている。「Songtradrは、技術を駆使したB2Bの音楽エコシステムの開発と新たな買収の統合を続けながら、急速に加速しています。今回のラウンドでは、このような一流の投資家を集め、急速に進化するデジタル社会における将来の音楽業界に対する我々のビジョンをさらに支持していただくことができ、今後に向けた強固な基盤を得られました」。
ウィルトシャー氏は、同社の2020年の収益が前年比100%の成長を遂げたことを、コメントで付け加えている。
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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Songtradr、資金調達、音楽、エンターテインメント
画像クレジット:Songtradr
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(文:Brian Heater、翻訳:Hirokazu Kusakabe)