Tinder(ティンダー)は米国時間10月14日、年末の結婚式シーズンに向けて、結婚式に参加するパートナーを探すための新しい方法を展開することを発表した。同日より、ユーザーはアプリ内の「Plus One」オプションに加入することで、結婚式に参加する相手を探す、またはその意思があることを示すことができるようになった。この新機能は、2021年9月にリリースされたTinderの「Explore」セクションからアクセスでき、興味のある分野などからマッチする相手を見つけることができる。
Tinderのプロダクト・イノベーション担当副社長であるKyle Miller(カイル・ミラー)氏は「多くの会員が次の結婚式のためにパートナーを探していることを知っているので、Tinderでまさにそれができる方法を提供できることに興奮しています」とブログで述べている。
Tinderは、ウェディングプランナーの会社であるWeddingWire(ウェディングワイヤー)と提携し、新しい結婚祝い金プレゼントを通じて、独身のゲストがウェディングシーズンの費用をまかなえるよう支援している。
また、対象となるTinderユーザーでPlus Oneに加入した最初の100名に旅行、ギフト、宿泊など、これから参加する結婚式にかかる費用をまかなうための460ドル(約5万2000円)をプレゼントする。WeddingWireの調べによると、ゲストが結婚式に出席するために費やす費用は平均460ドル(約5万2000円)とのことで、この金額がプレゼントに選ばれた理由だ。
Tinderによると、Tinderのプロフィールで「結婚式のパートナー」について言及している人が年初から45%増加していることから、ユーザーはすでに結婚式シーズンに向けて準備を進めているという。この最新機能により、Tinderのユーザーは、興味のない候補者を選別する必要がなくなり、結婚式へのデート相手を直接検索できるようになる。
今回の新機能は、Tinderがユーザーとの関係を強化し、デート相手を探したり、交流したりするための選択肢をより増やすための新機能を展開してきたことを受けてのものだ。例えば、前述の新しいExploreセクションでは、イベントや、関心事別にマッチする相手を発見する新しい方法を提供している。また、ユーザーは、マッチングが成立する前に相手と簡単な会話をすることもできる。
また、Tinderは先週、Lyft(リフト)と提携し、ユーザーがデート相手の乗車料金を支払うことができるようになった。この機能では、ユーザーが住所や場所を交換する必要はなく、代わりに車を予約する相手にクレジットを送ることで完結する。
これらのソーシャル機能に加えて、Tinderはユーザーのための安全ツールのリリースにも力を入れている。例えば、8月には、任意のID認証を全世界で提供する予定であることを発表した。また、6月には、ユーザーが自分の携帯電話の連絡先をアップロードして、アプリで見たくない特定の人をブロックできる機能をリリースしていた。
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画像クレジット:Tinder
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(文:Aisha Malik、翻訳:Akihito Mizukoshi)