継続するEdTechブームの中、未就学児向け教育アプリのIntellectoKidsが約3億円調達

パンデミック後のオンライン学習への移行に対する投資の勢いは続いている。3〜7歳向けの教育アプリを開発しているIntellectoKidsはシリーズAで300万ドル(約3億1200万円)を調達した。米国に拠点を置くAllrise Capitalのほか、Genesis Investmentsなどの投資家がこのラウンドを主導した。

IntellectoKidsのプラットフォームは未就学児の保護者に対し、モバイルデバイスで利用できるゲーミフィケーションの教育コンテンツと体系化されたレッスンを提供している。

IntellectoKidsは幼稚園生と小学1年生向けのコースに算数、フォニックス(発音と綴り)、サイエンス、アート、論理の5つの重要な学習トラックを備えたクラスルーム機能を提供開始する。

現在はB2Cのモデルだが、同社の創業者たちはこれに加えて2021年には小学校と幼稚園に対し、オフラインでの学習プロセスをオンラインで補完するものとしてIntellectoKidsのプラットフォームを提供したいと考えている。

2017年にIntellectoKidsを創業したのはMike Kotlov(ミケ・コトロフ)氏とAndrey Kondratyuk(アンドレイ・コンドラチュク)氏で、ともに幼い子供が3人いる。

コトロフ氏は「教育の場では、未就学児に対する教育がとても活気のある市場になりつつあります。パンデミックによって、未就学児は教育コンテンツをオンラインで自発的に消化して効果を上げることが示されました。このようなタイプのプロダクトに対する保護者や企業からのニーズが増えていることは明らかです。オンライン教育はすでにオフラインと結びついて教育のプロセス全般に寄与しているので、パンデミック収束後もオンライン教育は確実に活用されます」と述べた。

IntellectoKidsによれば、北米と中央ヨーロッパ、北ヨーロッパで200万インストールを超えているという。

カテゴリー:EdTech
タグ:IntellectoKids資金調達

画像クレジット:IntellectoKids

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(翻訳:Kaori Koyama)

投稿者:

TechCrunch Japan

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