続くファンド組成、エンジェル台頭、ハイテク領域への注目——2017年の投資動向をTC Tokyoで学ぶ

左からインキュベイトファンド 代表パートナーの村田祐介氏、投資家の千葉功太郎氏

いよいよ今週11月16〜17日開催と迫った「TechCrunch Tokyo2017」。まだ紹介できていなかったセッションをここで紹介しよう。2日目、11月17日の午後には、インキュベイトファンド 代表パートナーの村田祐介氏と、投資家の千葉功太郎氏によるセッション「ベンチャーキャピタリストと個人投資家が語る、国内スタートアップ投資の最新事情」を開催する予定だ。

村田氏は、独立系VCでベンチャーキャピタリストとして投資を行うかたわら、一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)企画部の部長としてVC業界の動向を調査。昨年登壇頂いたセッションでもその調査資料をベースに日本のスタートアップ投資の動向が語ってくれた。今回も同様の資料を中心に、この1年の投資動向について語ってもらう予定だ。僕の記憶しているところでは、今年は昨年に続いて独立系ベンチャーキャピタルの大型新ファンドが複数組成されているほか、研究開発が先行するハイテク領域の投資が進んでいる認識だ。はたしてデータで見るとどのようになっているのだろうか。

一昨年のTechCrunch Tokyoではコロプラ取締役副社長として活動するかたわらでのエンジェル投資活動について語ってくれた千葉氏。その後コロプラを離れ、エンジェル投資家として個人でスタートアップに対して投資を行いつつ、「千葉道場」と呼ぶメンタリング合宿等を開催するほか、各種VCファンドのLP、ドローン特化ファンドの「Drone Fund」のジェネラルパートナーなどでスタートアップの投資に関わっている。

先日千葉氏が「(前回の登壇から)2年の変化」として語ったのは、「エンジェル投資家」の認知の拡大。確かにこの数年でイグジットした経営者らがシード期のスタートアップに投資を行うことは増えており、すでにエコシステに組み込まれているといっても過言ではない。実際TechCrunchの記事でも、「エンジェル投資家の●●氏より資金を調達した」なんてニュースが増えてきている。千葉氏には、自身の経験を中心にエンジェル投資家が担うエコシステムがどう変化しているかを語って頂く予定だ。

チケットは引き続き販売中だ。創業3年未満のスタートアップ企業の従業員向けのチケットは1万5000円、5枚以上の申し込みで1人あたり半額の2万円で購入できる団体割引も用意している。

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投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。