繁盛するWebサイトを作るためのツールを揃えたショップSumoMe、毎日のビジター数2500万に

sumome

協同ファウンダのNoah Kaganによると、彼のスタートアップAppSumoの、比較的できたてほやほやのプロダクトSumoMeは、“世界で初めてのWebサイトのためのアプリストア”だそうだ。

Kaganの言う‘Webサイトのためのアプリ’とは、Webサイトを改善改良するための各種ツールのことだ。それらの主要製品をすべて揃えた、ワンストップショップを彼は作りたいと思った。そうするとユーザは、自分のサイトのコードにほんの一行のJavaScriptコードを書き加えるだけで、それらのツールを使えるようになる。

たとえばList Builderというツールは、ユーザがそのサイトを去ろうとするとポップアップして、メーリングリストへの参加をお誘いする。そういうのは前からよくあるが、でもそういったツール類を一箇所で見たり試したり、即座にインストールできるところは、Kaganの言うとおり、これまでなかった。

sumome app store

今SumoMeが提供しているツールは、主に、以下の三種類だ: 1)eメール(List Builderなど)、2)ソーシャルな共有(シンプルな共有バーなど)、3)アクセス分析(ヒートマップなど)。どのアプリも、AppSumoのチームの作品だ。

というか、これまでは、同社のWebサイトのトラフィックを増やすためのツールをいろいろ内製してきたので、次はそれらを外部に提供する場所を作ろう、という話になったのだ。AppSumoの本来のサイトは、Webソフトを安く提供する、いわばWebソフトウェアのプロモーション提供サイト、Kaganの言葉では、“ギークのためのGroupon”だ。

SumoMeが提供しているツールは、ベーシックなものは無料、A/Bテストなど高度なものは有料だ。

こうやってKaganがSumoMeを本誌のようなメディアに売り込み始めたのは最近だが、‘営業’は一年あまり前からやっている。今では、各日のユニークビジターが2500万に達している。名のあるところでは、AirbnbやtheChive、Complex、Tim Ferrissなども同サービスを利用している。

 

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。