羽田空港や観光スポットへオンデマンド型相乗りシャトルカーでゴー、NearMeや京急が実証実験

NearMeは8月19日、京浜急行電鉄とサムライインキュベートともにオンデマンド型シャトルサービスの実証実験を行うことを発表した。NearMeは、同じ方向に向かうタクシー利用客を事前にマッチングすることで合法的なタクシー相乗りを実現する「nearMe.」サービスを提供している2017年7月設立のスタートアップ。最近では、タクシー配車サービスを提供している「JapanTaxi」との協業により、nearMe.アプリからJapanTaxiの配車が可能になっている。

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8月21日〜27日の1週間限定で、品川、高輪、東銀座、秋葉原にある京急EXホテルの宿泊客を対象に、最大9人乗りのシャトルカーを使った相乗り乗車を検証する。降車場所は、港区、中央区、千代田区、台東区内の任意スポット、羽田空港(第1ターミナル、第2ターミナル、国際線ターミナル)となっている。相乗りにはNearMeが開発した配車AIを利用し、複数の利用者からのリクエストに基づいて、シャトルカーが最適なルートで運行する。利用料は無料だが、利用するにはアンケートへの回答が必須となる。

シャトルバス車内にはタブレットが設置されており、観光情報などのPR動画などを再生。そのほか、Wi-Fiサービスや東京電力エナジーパートナーのモバイルバッテリーのレンタルサービス「充レン」を無料で利用できる。本サービスは多言語対応のため、訪日外国人旅行客も利用できるとしている。

同サービスを利用するには、専用ウェブサイトにアクセスして配車をリクエストすればいい。配車確定メールが届いたら予約完了となる。なお、初回利用時のみアカウントが必要だ。

NearMeは、京急グループとサムライインキュベートが主催する「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」(京急アクセラレータープログラム)第2期の採択企業で、今回のシャトルサービスはKEIKYU ACCELERATOR PROGRAM第2期の実証実験として進められる。

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TechCrunch Japan

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