アメリカ人は自分の性的指向に関して益々オープンになってきており、それが差別の排除につながるかもしれない。ゲイ・プライド週間を祝い、Facebookが調査した結果、米国ユーザーの70%に、自分をゲイ、レズビアンまたはバイセクシャルであると登録している友達がいることがわかった。この事実は、偏狭な態度や同性愛嫌悪の中傷が誰かを傷つけるということを人々に思い起こさせる。
過去の時代には、性的指向は秘密にすることが多かった。これは友達にゲイがいても気づかなかったという意味だ。
人々の内面を知ることができなかった時代には、同性愛であることが、何か抽象的で異質で同情に値しないもののように捉えられがちだった。
しかし世界は変わっている。Facebookでは自分の性的指向を登録することが可能で、さらにはどの友達がレズビアンやゲイであるかを検索することさえできる。グラフ検索で “Friends who are gay” とタイプすれば、“My friends who are men interested in men” [男性に興味を持つ男友達]と“My friends who are women interested in women”[女性に興味のある女友達]が表示される。こうして、われわれがみな人間であるという事実を隠すことは難しくなる。
70%という数字は、ゲイの友達をもつアメリカ人の推定値としては控え目である可能性が高い。全員が性的指向を登録しているわけではないからだ。実際のパーセンテージはずっと100%に近いだろう。話を広めることを恐れてはならない。多くの人が知れば知るほど、自分の偏見を考え直すかもしれない。
嫌悪はマイノリティーだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)