今や、ありとあらゆるシミュレーターがある。ジャンク・カーでドライブなら二種類もあるし、シングルファザー同士の恋愛も疑似体験できる。だからPCを自作するシミュレーションゲームが出るのも、時間の問題だった。その名もずばり、PC Building Simulatorは、ルックスも悪くない。
ぼくはもう何年も、自分のPCはすべて自作してきた。今のもそうだけど、Skylakeの初期のマザーボードはゴミみたいだったから、かなり待った。MSIのなんか、ネジ穴がまっすぐに並んでなかったもんね!
何の話だったっけ? あ、そうだ、シミュレーターだ。このPC自作ゲームはジョークではなくて真剣な本物だ。パーツも、大手メーカーの本物を使う。消費電力やピンや描画密度などまで同じだ。だから、コネクター類もそれらに合わせる必要があるし、超スリムなケースにオーバークロックしたCPU用の8インチのヒートシンクを使おうとしても無理だ。ほかに、今現在まだ開発中の機能もある。
ケースの中にLEDを入れたり、サイドパネルをアクリル製にするなど、細部のカスタマイズは無限にできる。CorsairやAMDなどの部品の、バーチャルバージョンもある。
PCを修理する、というゲーム的側面もある。誰かが、ブートしないマシンや、ランダムにシャットダウンするマシンを送ってくるから、あなたはその原因を突き止める。ウィルス・スキャンを動かしたり、RAMをリセットしたり、いろいろやってみよう。これをやっていると、まるで自分の本物の日常のような気がしてくる。
でも、本当はとてもよくできてるPC自作シミュレーターだ。PCの自作をびびっていた人も、明日からは挑戦したくなるかもしれない。シミュレーションを実際にやってみれば、自分にもできることだ、と分かるだろう。
このゲームを作ったティーンエイジャーは、最初これを冗談のつもりで作ったけど、注目する人がすごく増えて、ついに本格的なゲームになってしまった。そう、まだEarly Accessのタイトル(最終完成バージョンではない)だけどね。