自動運転車のWaymoが小荷物配送でUPSと提携

Waymo(ウェイモ)は、自動運転ミニバンのクライスラー・パシフィカを使用して、米国アリゾナ州フェニックスでUPSの小荷物配達を開始する。これは、配送流通会社のUPSと結んでいる幅広い提携の一環だ。

米国時間1月29日に両社は、フェニックス中心部で自動運転車による集荷のパイロットテストを行うことを発表した。すでにWaymoが自動運転車を運用しているのと同じ地域だ。自動運転ミニバンはUPSの営業所から地域の配送センターに荷物を移動する。このパイロットテストでは消費者への配達は行わない。

これはパイロットだが、目標は「2社が連携していくための長期計画」を協力してつくっていくことだ」と両社ともに語った。Waymoの最高執行責任者であるTekedra Mawakana(テケドラ・マワカナ)氏は、この提携によってWaymoドライバーによる集荷の支援方法の開発を続けることができる」と付け加えた。なお「Waymoドライバー」とは、自社の自動運転車とソフトウェアシステムを指す同社による略称だ。

現在Waymoは600台を超える自動運転車を運行しており、その大部分がアリゾナ州で行われている。Wyamoはパシフィカ・ミニバンの何台かの後部座席を取り外して荷物配送用に改造した。

アリゾナのパイロットでは、Waymoで教育を受けた人間ドライバーが乗車して運行を監視する。

WaymoはUPSが提携した最初の自動運転テクノロジー企業ではない。自動運転トラック会社のTuSimpleは、フェニックスとエルパソの両都市間を毎日2回UPSのために往復している。昨年UPSは、TuSimpleの少数株を取得したことを発表した。両社がアリゾナ州で自動運転トラックのテストを開始してからわずか数カ月後のことだった。

出資はUPSのベンチャーキャピタル子会社であるUPS Venturesが行った。金額は公表されていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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