かつてのGoogleの自動運転プロジェクトは、その後Waymoという名前で、Alphabet傘下の独立企業へとスピンアウトした。その同社が、このほど中国に子会社を開設した。
その会社は、中国の会社登記情報開示サービスNational Enterprise Credit Information Publicity Systemによれば、Huimo Business Consulting Co.と呼ばれ、5月22日に上海にオープンしている。これを最初に報じたのは、China Money Networkだ。資本金は350万人民元(51万1000ドル)で、出資者はWaymoになっている。
Waymoもこの上海の一件を確認し、すでに人が働いているそうだ。では中国で一体何をするのか、この質問に答はなかった。
Waymoが中国で自動運転車によるライドシェアサービスを始めるとか、そのテストをする、という線はないだろう。登記書類によると、業務はロジスティクス、コンサルティング、サプライチェーン、自動運転車の部品、プロダクトデザイン、となっている。
同社に近い情報筋も、登記書面の記述を支持し、中国でサービスを立ち上げるのではなくサプライヤーのネットワークを作ることが目的だ、と言った。