解体工事の一括見積もりウェブサービス「くらそうね」開発・運営のクラッソーネは12月14日、シリーズAにおいて、第三者割当増資による総額約8億円の資金調達を発表した。引受先はJICベンチャー・グロース・インベストメンツ(JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合)、Bonds Investment Group(BIG2号投資事業有限責任組合)。累計資金調達額は約9.5億円となった。
調達した資金により、「くらそうね」のブランド認知拡大、開発体制強化を推進し、さらに事業を拡大していく。
2020年4月に全国展開した新サービス「くらそうね」は、解体工事領域で、全国約1300社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりウェブサービス。旧サービス「くらそうね解体」の実績含め累計3万8000件以上の見積もり依頼実績があるという。
特徴は、最短1分で複数社のおすすめ工事会社を表示する点。施主に対し工事会社を直接紹介することで、工事会社の多重下請け構造を解消し、施工費のコストダウンが可能という。また、口コミや工事実績などの会社情報を公開することで、施主が納得感をもって工事会社を選択できる。
施主向けサービス「くらそうね」の概要・主な機能
- URL:https://www.crassone.jp
- 施主利用料:無料
- 工事会社情報閲覧:工事会社について「対応マナー」「追加費用」「工事品質」「工期遵守」「近隣配慮」の5項目から定量的な評価や口コミを確認可能
- メッセージ送受信:工事会社と直接メッセージの送受信が可能
- 専門スタッフ相談:解体工事における不安点や疑問点について「くらそうね」担当スタッフへ相談でき、見積もり内容の相談から工事完了までを一気通貫でサポート
- 契約締結:クラウドサインを用いた電子契約により契約手順を簡略化
2011年4月設立のクラッソーネは、「豊かな暮らしで人々を笑顔に」をミッションに、解体工事と外構(エクステリア)工事領域で、全国約2600社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりウェブサービス「くらそうね」「くらそうねエクステリア」を運営。大きな社会課題となっている空き家問題を解決するため、今後は住宅解体から、不用品の回収、お金の工面、土地の売却までを可能にするワンストップサービスを目指していく。
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