Hour Oneは、どんな言語のどんな既製テキストでもとてもリアルに話す「フォトリアル」なプレゼンターを企業が作れるスタートアップで、このほどBerlitz(ベルリッツ)と契約を結んだ。語学学習の大手であるBerlitzは、このプラットフォームを利用して、インストラクターによるサービスを強化し、何千人もの人間の教師を雇わなければ通常は不可能な方法で、オンライン語学トレーニングプログラムを成長させていく。
BerlitzのCEOであるCurt Uehlein(カート・ユーレイン)氏は、声明で次のように述べている。「Berlitzは、非常に人間中心的な経験を必要とする外国語に上達したいと真剣に願う生徒たちに最良の結果をもたらす体系的な方法論とブランドを構築してきました。デジタル体験は、教室での体験を再現する必要があります。これに成功したことで、Berlitzは新たな市場に進出し、場所や価格の壁を取り払い、生徒たちにとってより身近な存在になることができました」。
Hour OneはBerlitzのために、対面インストラクターから得られる体験を、実物そっくりのフォトリアルなキャラクターで再現することにほぼ完全に成功している。キャラクターは(筆者の印象では)表情やジェスチャーがとても自然で、最も重要なキャラクターと声の同期も完全だ。コンテンツは人間の話者がスタジオで作っているが、そろそろAIで作れるのではないだろうか。外国語を教えている先生たちは、ご用心を。
Hour OneのCEOであるOren Aharon(オレン・アハロン)氏は「他社のイノベーションは主に周辺的なものですが、Berlitzは私たちの技術を全面的に受け入れてビジネスをスケールし、新たな時代へ推し進めようとしています」。
イスラエルで誕生し、現在はニューヨークに本社を置くHour Oneは、Galaxy InteractiveとKindred VenturesとRemagine Venturesから500万ドル(約5億6000万円)を調達している。
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カテゴリー:EdTech
タグ:Hour One、Berlitz、語学学習
画像クレジット:Hour One
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(文:Mike Butcher、翻訳:Hiroshi Iwatani)