走行中のジープをラップトップでリモートコントロールした二人のハッカーがUberに入社

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走行中のジープをリモコンするという、あっと驚くハックをやってのけた二人を、Uberが社員として雇用した。

Wired誌のライターAndy Greenbergが、それを自ら体験した。彼がセントルイスのハイウェイを走っているとき、Charlie MillerとChris Valasekの二人は、10マイル彼方のラップトップを使って、その車のラジオやエアコン、ワイパーなどを発狂させた。その後彼らは、送信を完全に断った。実はそれは、おそろしい悪ふざけというよりも、事前に仕組んだデモだった。

当時MillerとValasekはそれぞれ、TwitterとIOActiveでセキュリティの研究をやっていた。しかし今日(米国時間8/28)のReutersの記事によると、二人はUberに入り、本誌はそのニュースをMiller本人UberのRaffi Krikorianに確認した。

Krikorianも前はTwitterにいたが、今年の初めにUberのAdvanced Technologies Centerの長として引きぬかれた。この研究センターはUberとカーネギーメロン大学のジョイントベンチャーで、自動運転車など先の長い技術を研究する。

ということは、Uberが将来使用する自動運転車には、ハッキング防止対策が実装されるのだな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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