「農業と自然が好きな人のための恋活・婚活マッチングアプリ」(Android版・iOS版)を提供するあぐりマッチは8月5日、好きな伴侶と家業の農業を継ぎたい女性と、就農したい非農家男性とを結ぶ新サービスの開始を発表した。あぐりマッチは、これまで農家の男性に非農家の女性を結ぶサービスを展開してきたが、この新サービスで農業や自然が好きな人たちの出会いの場をさらに活性化するという。
平成27年(2015年)の国勢調査では、日本の農業従事者のうち男性は124万人、女性は84万人となっている。また農水省の「令和元年新規就農者調査」によると、実家を継いで農業をする人が減っているものの、従業員として農業に従事する人や、農業で起業する人が増えており、このことから、農業に関心のある若者が増えていることがわかるとしている。一方、パートナーがなく、女手ひとつでは農業を継げないために離農する女性も少なくないという。
そこで、あぐりマッチは、そんな悩みを抱える農家の女性に、就農したいが単独ではハードルが高いと考えている男性の架け橋となるべく、このサービスを開始した。基本的に、サービスが「ジェンダーレス」になったということだ。新サービスのおもな内容は次の4つ。
- 会員プロフィールで「農家」または「非農家」が指定できる
- 「農家」を選ぶと、行っている農業に関する詳しい情報を登録し、相手に公開できる
- 「一緒に農業をしたい!」のようなメッセージ付きの「いいね」が送れる
- 普段の生活を見てもらえるタイムライン機能が追加
あぐりマッチは2021年7月1日に設立したばかりだが、2021年末には登録者数7000人を目指し、将来的には、「農家だけでなく田舎や自然、地方への観光が好きなすべての方向けにサービスを展開する予定」とのこと。
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