ミシガン州のFarmLogsが今日(米国時間9/5)、この若き企業の社歴における重要な節目を発表した。創業2年の同社は成長著しく、今や顧客は50の州のどの州にもいて、110億ドル相当あまりの収穫を同社のサービスが管理している。この数字は、6か月前に比べて3倍増だ。FarmLogsの推計では、全米の農家の15%が同社のサービスを利用している。
シリコンバレーでスタートした同社はその後ミシガン州Ann Arborに移った。今年の初めにCEOで協同ファウンダのJesse Vollmarは、同社の中心的目標として、最適な輪作作物の決定をインテリジェントに行えるシステムと、活動データ収集の自動化を挙げた。
声明文の中でVollmarは、“このたび、弊社の顧客が合衆国のすべての洲に存在することになり、弊社が全国の農家の信頼を勝ち得たことを誇りに思う。この重要なマイルストーンに達し得たことは、弊社のプロダクトが合衆国の農業に重要でポジティブな影響を与えうることを意味している。弊社のこれまでの成長のペースは、FarmLogsで仕事をしている人たちのすばらしい資質の表れであり、つねに農家のためを最優先するプロダクトを弊社が作っていることの証拠でもある”、と述べている。
FarmLogsの農業に対するデータ駆動型のアプローチは、モバイルWebを利用して農家の作付け計画を迅速に助け、利益を予想し、経費を記録し、効率的な営農スケジュールを導く。しかもそのソフトウェアは、GPSを利用して各農家の所在地の天候の履歴を調べることができる。ユーザである農家は、そのソフトウェアのモバイルアプリからメモを記録したり、データを入力したりする。それは、農業という最古の産業における、ラジカルな革命だ。
Vollmarは曰く、“FarmLogsを利用すると農家は、自分の農地に何が起きているかをとても容易に知ることができる。降雨、肥効、作物の健康状態、土壌条件、農業機械の状態、などなどがWebやモバイルの分かりやすいインタフェイスへ送られる。大学等における農業研究の最新の成果をつねに取り入れて、合衆国のすべての農家にもっとも進んだ情報を提供している”。
FarmLogsはY Combinatorの2012年の冬学期を卒業し、2014年初めにはシリーズAで400万ドルを調達した。それにより正社員を8名から18名に増員して、成長を加速した。
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))