農業を通じた地方創生事業を手がける静岡拠点のYui supportが2500万円調達、地産地消・国産原料キッチンカー事業展開

農業を通じた地方創生事業を手がける静岡県拠点のYui supportが2500万円のシード調達

静岡県浜松市にて地産地消を主とした食品卸売や商品開発、販路開拓を手がけるYui support(ユイサポート)は10月8日、シードラウンドにおいて、2500万円の資金調達を実施したと発表した。引受先は敷島製パン、トレードトラスト。調達した資金は、「地産地消」「国産原料」をテーマにしたキッチンカー事業「七菜食プロジェクト」の新規展開といった活動資金にあてる予定。

Yui supportは「農×食×人を結び、新しい価値を創造し未来へつなぐ」というミッションを掲げる、静岡県を拠点とするスタートアップ。地産地消を主とした食品卸売や商品開発、販路開拓事業を通じて、生産者・販売者・消費者が地域の食に関わり協力・共存できる仕組みを作ることで、地域を発展させることを目指している。

今後も静岡県の魅力をさらに高めるような活動、地域課題解決への協力、次世代を担う児童に向けた地域創生を考える場の提供、安全で安心な地域作りを応援する取り組みなど、事業活動を通して継続的に推進するという。

また同社は、今回新たな取り組みとして、七菜食プロジェクトを展開する。

農産物は、生産計画を行っていても、天候などに左右され、農産物価格が下がる、またロス食材となることが起こりえる。それら農作物を農業生産者から購入し、加工・直売が可能なキッチンカーで取り扱うことで、農業生産者の販路開拓、価値向上支援事業を実施するという。

また子育て中のママなど、地域の消費者にキッチンカーを地域のコミュニケーションコンテンツとして活用してもらい、コロナ禍における不安解消の場づくりに取り組む。

七菜食プロジェクトは、コロナ禍に伴う「新しい生活様式」に基づき三密を避けて飲食のサービス提供ができるだけでなく、商品PR、マーケティングを行う場としても活用できるという。国産原料や、特色ある農産物を活用した新商品など開発時に活用することで、一次産業の活性化、一次産業の発展に寄与するとしている。

こうした取り組みによって、農業生産者・サービス事業者・消費者に愛される事業の展開、また地域の地産地消を通じた地域経済の発展に貢献するという。

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TechCrunch Japan

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