通販サイトの訪問客をVR空間上で可視化、ウェブ接客のプレイドが「カルテガーデン」を公開

「VR元年」と言われた2016年に続き、2017年もVR市場拡大の勢いは増していて、2017年第3四半期にはVRヘッドセットの出荷台数が初めて100万台を超えた。そんな中、通販サイトへの訪問客の動きをVR空間上でリアルタイムに可視化するサービスが現れた。

ウェブ接客プラットフォーム「KARTE」を提供するプレイドは11月29日、ファッションアイテム卸・小売のパルの協力を得て、パルが提供する通販サイト「PAL CLOSET」をVR空間上でお店として出現させ、買い物中のユーザーの動きが見える「K∀RT3 GARDEN(カルテガーデン)」を開発したことを明らかにした。

カルテガーデンは、買い手にとってのVRショップではなく、売り手にとっての売場把握のためのツールだ。カルテガーデンでは、サイト来訪者の属性や商品ページを閲覧する様子などを、“人型”のオブジェクトが仮想の“売場”を回遊しているかのようにVRで表示し、ユーザー行動を直感的にとらえることが可能。各ユーザーにフォーカスを絞ると、それぞれの過去の行動履歴なども個別に見ることができる。

プレイドではカルテガーデン開発について、ウェブ接客プラットフォームのKARTEで目指してきた「インターネット上の顧客を知る」「顧客に合わせて接客する」というコンセプトを、テクノロジーを用いて表現することにチャレンジした、と説明している。

カルテガーデンは2018年1月末まで、ブレイド本社で予約制で体験できる。企業・学生を対象とした体験の申し込みフォームにはここからアクセスできる。

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TechCrunch Japan

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