運転者用スマホアプリなどを提供する米DrivemodeをHondaグループが完全子会社化

クルマの運転中にハンズフリーでスマートフォンを使えるアプリなど“コネクテッドドライビング”に関連するサービスの開発・運営を行う、米国カリフォルニア州拠点のスタートアップDrivemode(ドライブモード)をHondaグループの研究開発子会社、本田技術研究所が9月26日付けで完全子会社化したことが明らかになった。

Drivemodeは2014年、カーシェアリングサービスZipcarの役員を務めた現CEOの古賀洋吉氏と、テスラで「Model S」のローンチマネジャーを務めた上田北斗氏がシリコンバレーで共同創業した、モバイルベースのコネクテッドカーサービスを提供する会社だ。2017年3月にはパナソニックなどから650万ドルを調達している。

Drivemodeが提供する「Drivemode」は画面を使わず、ナビゲーションやメール、メッセージ、通話を声でコントロールできるよう設計された運転者のためのアプリとして、150カ国、250万件以上ダウンロードされている。

また、Drivemodeはコンシューマー向けアプリだけでなく、車両のオーナーや管理者向けのサービスや自動車メーカー向けのソリューション開発も行っている。Drivemodeと本田技研工業とは、2015年からの共同研究で、クルマのハンドルに設置した操作用パッドからスマートフォンアプリを使う取り組みを行ってきている。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。