NBAのステフィン・カリー選手が教育プラットフォーム「Guild Education」に出資

全米プロバスケットボールリーグであるNBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属するステフィン・カリー選手は、SC30プレジデントのBryant Barr(ブライアント・バー)氏とともに、Guild Educationに投資すると発表した。DisneyやLowe’sといったFortune 1000企業が社員の教育支援するのを手助けする会社だ。

「我々は当社が(福祉としての教育)と呼んでいるものをほかに先駆けて提供している」とGuild Educationの共同創業者でCEOのRachel Carlson(ラケル・カールソン)氏がTechCrunchに話した。「我々はテクノロジープラットフォームであり、NPOと公立大学のネットワークでもある。これらを融合させることで、社員は会社の支援を受けて学校に戻る機会を得られる」。

Guild Educationはカリー氏が最近発表した非営利団体であるEat. Learn. Play Foundationとも方向が一致しているとカリー氏がTechCrunchに伝えた。

Eat. Learn. Play Foundationを7月にスタートしたばかりなので、タイミングは最高だ」とカリー氏は言う。「これは、私のプロジェクトのlearnの部分を目指し、大学の教育と卒業することの重要性を探究する機会になる。対象は小学校からだ」。

Guild Educationのミッションは大学卒業というカリー氏の個人的目標とも一致している。カリー氏は2009年にNBAにドラフトされる前、デビッドソン大学(ノースカロライナ州)で社会学を学んでいたが修了できなかった。

「両者には共通点がある」とカリー氏は言う。「私は1日も早くこれを実行しなければならない」

残念ながらデビッドソン大学の単位取得方式はGuild Educationとは一致していない。バー氏によると、同大学は単位の移行に厳格な要件があるためだ。

たとえカリー氏がGuld Educationで卒業資格を得られないとしても、この仕組みを利用できる米国人は300万人以上いる。

「この国の学生・生徒は労働力として過小評価されている」とカールソン氏は言う。「米国には大学に行っていない人たちが6400万人いる。我々は、才能が認められずに機会を逃している人たちに道を開く必要があるという信念を共有している。教育を通じてその機会を拡大することができる」。

カリー氏とバー氏は今週のDisrupt SFで私と一緒に登壇してくれた。以外のビデオで確認してほしい。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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