Codementor(法人名はPeer Idea Inc.)は現地時間14日、シードラウンドで160万ドルを調達したと発表した。同社のオンライン教育ビジネスをフリーランス・ディベロッパー向けのマーケットプレイスへと進化させるためだ。
マウンテンビューに拠点を置き、台湾に開発オフィスを設けるCodementorは、シアトルのアクセラレーターであるTechStarsの卒業生だ。本調達ラウンドでリード投資家を務めたのはWI Harperだ。Codementorはこれまでに、Techstars、500 Startups、そして個人投資家などから120万ドルを調達している。
Codementorの創業者兼CEOであるWeiting Liuは、「創業した当初のCodementorは、コーディング・ブートキャンプのようなものでした。しかし、オンデマンドでメンターを提供するというサービスは、既存のオンライン学習サービスの隙間にあるギャップを埋めることができる1つのピースなのではないか、ということに気がついたのです」と語る。
WI HaperのパートナーであるYvonne Chenは、今後Codementorはマッチング・アルゴリズム強化に注力すべきだと話す。同社のマッチング・アルゴリズムでは、助けが必要なプログラマーやフリーランスの人材を求める企業と、能力のあるエンジニアを自動でマッチングさせることができる。
「成功するための鍵となるのは流動性です」とChenは語る。「様々な専門分野を持つディベロッパーとマッチングさせるまでの時間を短縮するために、経営資源を投下するのです。これが実現すれば、今後10年間におけるエンジニアリング人材と企業との協働のあり方を、大きく変えることができるかもしれません」。
Codementorには現在、助けを求める1万5000人のプログラマーと5000人のベテラン・ディベロッパーがいる。彼らの専門分野となるプログラミング言語は様々だ。
Codementorのメンターとして認定されるためには、ビデオ面接に合格する必要があり、他のディベロッパーから高い評価をつけられた者でなければならない。他のディベロッパーから高い評価を受けた上位2%のメンターのみが、Codementorで仕事を受注できるという仕組みだ。
Codementorの競合となるのは、数多くあるフリーランス・マーケットプレイスや、ソフトエンジニア向けの求人を掲載している求人サイトなどだ。その一部の名前をあげただけでも、Freelancer.com、GitHub Jobs、Guru.com、Upwork、Topitalなど、様々なサービスがある。
Weitingは、招待されたエリート・フリーランサーしか加入できないマーケットプレイス、そして、それにメンターシップを組み合わせた同社のハイブリット・モデルこそが競合他社との違いであり、それこそがエンジニアの卵やベテラン・エンジニアたちを惹きつける要因になると主張している。
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