Lyft(リフト)と提携先のUber(ウーバー)に続き、Lime(ライム)も電動スクーターのサブスクリプションを開始した。LimePassと呼ばれるこのサービスは、1回につき1ドルや1ユーロを支払うのではなく、無制限に乗車できる(移動ではない)電動スクーターを1週間単位で利用可能だ。
LimePassは現在、米国、オーストラリア、ニュージーランドにて展開されている。さらにLimeは来月初めに、このサービスを他の市場でも展開する予定だ。LimePassの料金は市場によって異なるが、Limeによると米国のほとんどの都市では4.99ドル(約550円)かかるという。つまり、元を取るには少なくとも週に5回はLimeを利用する必要がある。Limeがこのようなやり方をするのは賢明で、以前と変わらず毎回の移動から利益が得られ、人々にもっと多くの乗車を促せるからだ。
「世界中のライダーの50%以上が、市街地での通勤や日常的な移動においてLimeを信頼している」と、Limeでプロダクトマネージャーを務めるKevin Shi(ケビン・シ)氏は声明で述べた。「新しいLimePassを利用することで、より効率良く街を移動し、忙しいスケジュールをやりくりできることを誇りに思う」。
来年初めに、Limeはアフリカで初めて電動シェアスクーターを展開する企業になる予定だ。米国やヨーロッパでは公共の歩道にスクーターを設置しているが、アフリカではスクーターは市中のプライベートなエリアに設置される。
今年初め、LimeはBain Capital主導のシリーズDラウンドで3億1000万ドル(約340億円)を調達した。このラウンドにより、これまで調達した資金の総額は8億ドル(約880億円)を超えた。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)