本日の「なぜやるの? できるから。」コーナーへようこそ。
いい加減〈いまいましい電磁波を食料にぶつける〉だけの古くさい電子レンジに飽き飽きしているみなさん。たぶんアニメーションGIFも、Snapchatの送信も、Fergieのダウンロードもできない。
稀代のクールな開発者、Nathan Broadbentが彼のレンジに加えた改造は、2013年の誇りある電子レンジメーカーなら全員やるべきだ。音声命令! 調理時間をバーコードでプリセットド!自動時刻設定!!
Rasberry Picrowareをご紹介しよう。名前から想像できるように、これは電子レンジとRaspberry Piのマッシュアップ。新し物好きやハッカーやギークに世界中で愛されている25ドルのマイコンだ。
こんなことが出来るようになった:
- インターネット経由の時刻合わせ
- バーコードを読みオンラインデータベースから調理方法を取得する。そんなデータベースは実在しないので、彼が自分で作り、その場で追加もしている。
- 音声命令。「レンジ君、解凍、20秒」等(悲しいかな、Nathanが言うにはキッチンの音響効果のためにあまりうまく働かないとのこと)
- カスタム効果音(「ピー」はまぬけっぽいから)
- スマートフォンでレンジを制御できる。私の考えるこの機能の唯一の使い道。後でポップコーンを食べたくなることがわかっていて、事前にレンジに入れておくことができる場合。あるいは、自分は世界一のギークだ、なぜならレンジをスマホで動かせるから、と友達に言いたい時。
- 調理が終るとツイートする。理由は、もちろんそれが可能だから。
他のことはともかく、自動時刻合わせは欲しい。私の(2年前に買った)電子レンジは、時刻合わせに最も異常でありえないほど難解な手順でボタンを押す必要がある。だからわが家で停電があれば、少なくとも3ヵ月間は時刻が点滅することを意味している。
Piを電子レンジに組み込むこと自体がクールだが、ひとたび彼が深い部分に手を入れ始めれば、プロジェクトのスケールはぐっと大きくなる。Piをレンジの電源につなぎ、新しいコントロールパネルをデザインすることから、カスタム基板をエッチングで作り元の基板と入れ替えることまで。
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(翻訳:Nob Takahashi)