電子工作をするときには、もちろん部品が要る。そこで、日帰りで秋葉原へ行けない人をCircuitHubが助けてくれる。今日(米国時間1/24)ローンチしたこのスタートアップは、世界初の、ネット上の無料でコラボレーション的なパーツライブラリを志向している。しかもそれは、既存の主な設計ソフトウェアとの統合が可能だ。
このツールは、まさしくメーカーたちを支える。何でも載ってる、そして詳しい、パーツライブラリを提供することによってCircuitHubは、電子部品を探している人のための、まずそこへ行ってみるリソースになりたいと願っている。もちろんその成否の鍵は、そのための大きなデータベースの構築だ。そしてその構築過程は、グループによるコラボレーションを歓迎する。自分がよく知ってる、まだ載ってない部品を、ほんの数分でそのデータベースに加えられる。
ストレージはDropboxを利用している。またAltium、Eagle、OrCAD、Allegroなどとの統合も良好。自分が今使っている設計ソフトからCircuitHubのライブラリを使える。CircuitHubを作った天才は、ユーザのワークローを中断することなく、むしろ支援する。
正しい部品が最初からすべて分かっていれば、メーカーたちはゆったりした気分で制作に取り組める。
ローンチに伴う声明の中で協同ファウンダのAndrew Seddonは、こう説明している:
“Kickstarterは最大のクラウドファンディングサイトであり、そこでは誰もが、いろんなアイデアに資金を出してその実現を助けることができる。さて、そのKickstarterでずばぬけてもっとも多いカテゴリーは何か? もっとも多くの資金を集めているカテゴリーは何か? どちらも電子製品だ。しかし、それら物理製品の84%は、設計と製造のあいだに横たわるギャップのために、投資者に約束したスケジュールを守れない。設計を、即、製造にマッチングさせる、そのために、CircuitHubのライブラリはある。”
Y Combinator出身のCircuitHubにGoogle Venturesと、著名なエンジェル投資家Paul Buchheit(Gmailの作者)、Matt Cutts(Google SafeSearchの作者)、Alexis Ohanian(Redditの協同ファウンダ)、Harj Taggar(Auctomaticの協同ファウンダ)、Garry Tan(Posterousの協同ファウンダ)らが投資している。