電通ベンチャーズ、スポーツ観戦向けVR動画配信を手がける米LiveLikeに出資

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電通傘下のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドである電通ベンチャーズ。主に海外、新事業領域への出資をしている彼らが9月21日、VRによるスポーツ観戦を実現する米LiveLikeへの出資を発表した。出資額は非公開だが、数千万円程度と見られる。

LiveLikeは2015年2月に立ち上がった米ニューヨーク発のスタートアップ。同社は、スポーツ観戦に特化したライブVR動画配信プラットフォームを開発している。このプラットフォームを利用すれば、ワイドカメラ1台で競技場を撮影してVR動画の配信が可能。VR撮影専用の設備を用意せずともよいという。

ユーザーは専用アプリ(iOS、Android、Gear VR対応)を通じて、配信されている360度動画の視聴が可能。Facebook経由でユーザーを招待すれば同じVR空間を共有できるため、実際に友人と一緒にスポーツ観戦をしているのと同じような体験ができるという。観戦中の競技に関する情報やショップ機能なども提供していく。現在はFox SportsやサッカーチームのManchester City FCなどとコンテンツ面で提携している。

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TechCrunch Japan

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