今回の米国の選挙は、多くの人びとの政治的関心を高めた、そしてインパクト持つ最も実践的で直接的な方法は、あなたの声を届けるために国会議員に直接電話をかけることだ。しかし.govのウェブサイトを整備することは少し骨の折れることだし、議会に到達するための今日のオンラインリソースはしばしばデザインが貧弱か、見つけることが難しい。新しいオンラインアプリケーションCall To Actionが、それをお手伝いする。
デスクトップやモバイルウェブを介してアクセス可能なシンプルなユーザーインターフェイスを持つCall To Actionの目的は1つ:あなたの代表を見つけて、彼らのオフィスに電話をかけることだ。さらにそれは、アクションを始めるのに役立つ簡単な文例も提供する。
とはいえCall To Actionは現段階では特定の政治的立場には立っていないし、いかなる政治的活動グループとも関係していない。その紫の配色が示すように(米国では紫色は最も政治的に中立な色だと解釈されている)、その主な目標は、単にあなたの下院議員によりアクセスしやすくすることなのだ。
さて、どのような仕組みなのかを説明しよう。
Call To Actionのウェブサイトを開くと、現住所の入力を求められ、選挙区の下院議員が特定される。ウェブサイトで説明されていするように下院議員は上院議員よりも少ない国民の代表であるため、下院議員に電話することは、回答を得やすく相対的な重みも多い。
こうした電話は変化のきっかけとなり得る – スタッフが選挙民の意見を書き留め、この情報は彼らのオフィスで追跡される。
驚くべきことに、Call To Actionは友人たちや他人を巻きこんだ10人のチームによる週末プロジェクトだった。かつてSplashのiOS開発者だったZack Shapiroが、オリジナルのアイデアをツイートし、このようなユーティリティの作成に関する関心を表明した。
「物事はますます不確実になって、過去数週間のうちに国の中でちょっとした乱流となっています、私は人びとがこうしたことに意見を言い迷子にならないことが、本当に大事だと思っているのです」と、Shapiroは彼がそもそもこのプロジェクトに関心を持った理由を説明した。
こうしてアイデアを共有したあと、更に彼は「誰か手伝ってもらえるかな?」とツイッターに投稿した。
その結果何人かが協力を申し出たのだ。開発の支援にはMitul Patel,、Danielle Alexis、Lachlan Campbell、そしてSimran Khoslaが、一方デザインにはBen Gold、Buck Wilson、Jeremy Perez-Cruz、そしてJosh Silvermanが参加した。そしてShapiroとJeremy Fisherは、プロダクトに焦点を当てていた。
Shapiroはチームの多様性に言及した、異なる民族で構成されていて – 弱冠15歳の人間もコーダーとして参加していた。
チームは金曜日の夜にアプリに取り組み始め、月曜日の朝午前3時に完成させた。彼らはそれをProduct Huntでデビューさせ、なかでもかつてのオバマ大統領にのスピーチライターだったJon FavreauとJudd Apatowを始めとする、有名人によるリツイートのおかげで、ユーザーを獲得することができた。
Shapiroによれば、サイトは昨日だけで2万1000のページビューに達し、そのうち1万7000はユニークなものだったとということだ。
彼は個人的なデータは収集されていないと指摘したが、Call To Actionはどの議員に電話が掛けられているかは追跡している。
サービスへの関心を受けて、チームはCall To Actionを次にどこへ進ませるのかを、クリスマス後に再度招集して検討する計画を立てている。多くの決定事項がペンディングのままである – たとえば誰がアプリを今後も発展させるために働くのか、iOSとAndroidに移植すべきか、オープンソースにするのか、そして単に名前と電話番号だけではなく、伝えるべき文例と話題のポイントを提供するために政治的グループと協力すべきなのか。
Shapiroは、しかし、オープンソース化が正しい道だと考えている、「ハック可能、拡張可能、そして人びとがアクセス可能」なツールを作ることが大切だから、という理由だ。
「わたしはオープンソースのための、素晴らしいケースとなると思います。近いうちにはっきりするでしょう」と彼は語った。
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(翻訳:Sako)