1日に何度も準軌道を往復可能なスペースプレーン「Mk II Aurora」をDawn Aerospaceが発表

我々が地上でさまざまな移動手段を利用しているように、宇宙経済の可能性はさまざまなタイプの乗り物や打ち上げシステムを可能にする。米国時間7月28日にDawn Aerospace(ドーン・エアロスペース)は小型車よりも小さく、1日に何度も準軌道を往復可能なスペースプレーンのDawn Mk-II Auroraを発表した。

Mk-IIはその名前が示すように、Dawnによって作られたコンセプトの第2弾だ。Mk-Iは実際に製造され2018年5月に飛行し、通常の滑走路から水平に離陸した後、飛行中にロケットを発射する能力を実証した。Mk-IIの主要な能力の1つも通常の滑走路で離着陸する能力であり、特殊で高価な垂直発射施設は必要としない。

Dawn Aerospaceはオランダのデルフトにてデルフト工科大学と提携して設立され、またニュージーランドでも運営されている。ニュージーランドは商業打ち上げサービスで最も成功を収めている新興企業の1つであるRocket Lab(ロケット・ラボ)の本拠地として、ニュースペース業界でさらに高い評価を得ている。同社のミッションはすべて持続可能な宇宙経済を中心に構築されており、CubeSat推進システム事業でも成功している。

Mk-II Auroraは持続可能な商業宇宙飛行の目標に向けて、異なる方法でアプローチしており、3Uのペイロードを搭載し60マイル(約97km)以上の飛行が可能だ。リアルタイムのダウンリンク通信機能を備え、1回のフライトにつき約5万ドル(約530万円)の費用で、1日に何度も往復できる。

さらにDawnは長さ60フィート(約18メートル)で、110~220ポンド(約50〜100kg)のペイロードを軌道上まで運ぶことができるスペースプレーン「Mk-III」の計画も進められている。こちらも毎日複数回の飛行が可能で、世界中のどこにでもある通常の滑走路から離着陸できる能力を考えれば、小型衛星打ち上げ業界の常識を覆すものとなるだろう。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter