# 本稿の執筆はCat Zakrzewski
ワールドカップを見ながら、以前のワールドカップを思い出している人も多いことだろう。そのような人のため、ドイツの会社がウェブサイトを立ち上げた。ワールドカップを1930年代にまで遡って楽しもうとするサイトだ。
ワールドカップ84年の歴史が記録されたアーカイブとなっている。興味のあるワールドカップ大会を選び、登録されているビデオを見て楽しむこともできる。写真や、興味深い事実についてのメモも掲載されている。掲載されている情報は、WikipediaやFIFAのサイトなど、各種情報サイトから集めてきたものだ。
サイトを構築したのは、ウェブ収益化に関わるサービスを展開しているProud SugarのJavier Rinconだ。仲間たちとともに、短期間のうちに構築したそうだ。ワールドカップの試合についてふと疑問に思ったことなどを調べようと思ったら、情報があちこちに分散していることに気付いたのだという。それでワンストップな情報サイトを提供しようと考えたわけだ。ワールドカップをこよなく愛する人というのはあちこちにいて、そういう人が集める情報を辿っていくことで、サイトは容易に構築できたのだそうだ。
構築に携わったRinconおよび仲間たちはもともとスペインの出身だ。彼らがサイトを作るうち、ディフェンディングチャンピオンであったスペインはグループリーグでの敗戦が決まってしまった。「残念でしたが、ワールドカップで得たものは大きいと思います」とRinconは言う。「たくさんの人々に、ワールドカップの素晴らしさを伝えたいと考えたのです」とのことだ。
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(翻訳:Maeda, H)