2012年大統領選はデータ分析を踏まえた情報戦だった…共和党にその認識はなかった

ベルトウェイ(Beltway)はつねにシリコンバレーより遅れてる、なんて言うやつは誰だ? Barack Obamaの2012年大統領選を書いたベストセラーThe Center Holds: Obama and his Enemies〔仮訳: 「中枢的データ力: オバマと彼の敵を分かつもの」)の著者でベテランの政治ジャーナリストJonathan Alterは、The Caveの強力な情報力について書いている。The Cave(洞穴)は、オバマのデジタル戦略の中枢で、その詳細は知られていない。このデジタル中枢を指揮するのが、大統領選のCAO(Chief Analytics Officer, 分析担当最高責任者)、35歳のDan Wagnerだ。The Caveのスタッフは数値分析畑の多様な人材から成り、その中には生物物理学者や、三名のプロのポーカー師もいる。

Alterによると、The Caveは、“テクノロジと泥臭い現実との結婚”だった。その結婚により2012年の選挙戦は初めての本物の“ビッグデータ選挙”になった(共和党にはもちろん理解できないことだ)。そしてAlterは次のように強調する: この情報中枢の有無が、ObamaとRomneyの勝負を決めた。だからAlterから見ると、シリコンバレーこそThe Caveの実装とそのめざましい成功から学ぶべきなのだ。Eric Schmidt(Google会長)とWagnerの深い仲は、よく知られている。一方、あまり良く知られていないのは、すべての企業がビッグデータのエキスパートたちによるCaveを持つべき、というそのニーズだ。Caveのデータ分析の結果が、企業のインターネット利用と企業がインターネットから得るもののクォリティを上げる。そしてそれこそが、顧客に到達するための新しい方法だ、とAlterは言う。

あなたの会社には、すでにCaveがあるかな?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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