Meerkatを覚えているだろうか?2015年の始めごろにローンチし、SXSWで脚光を浴びたアプリだ。それから数週間で、誰もがMeerkatの話をするようになっていた。そこにPeriscopeがやってきた。ほぼステルスだったPeriscopeは、Meerkatと劇的に似ていた。Periscopeが世間に知られるよりも早く、Twitterは1億ドル近くでこのアプリを買収した。
Meerkatへの関心は急速に薄れていった。
それから1年半が経ち、正式にMeerkatは姿を消した。Meerkatを手がける企業は新プロジェクトに注力する。
Life On Air(Meerkatの開発元)の共同ファウンダーあるBen Rubinは、10月1日の午後にアプリストアからMeerkatを削除したことを発表した。
しかし、 Life On Airの旅は続く。彼らは現在、Housepartyというアプリに注力している。Housepartyはグループで動画チャットを楽しむアプリで、 Life On Airは数ヶ月の間秘密裏に開発していたという。
Housepartyは、同時に8名まで入れる「パーティー」にユーザーが参加し、同じ時間にオンラインにいる友人同士との動画チャットに気軽に出たり入ったりすることができる仕組みだ。The Vergeが今週投稿した記事によると、Housepartyはすでに100万人近いユーザーを獲得しようとしているということだ。
Meerkat自体のTwitterアカウントも停止していて、プライベートモードになっている。Meerkatのウェブサイトもまた、代わりに Housepartyのウェブサイトに遷移するようになった。
Life on airの共同ファウンダーBen Rubinは、TechCrunchにメールで事業のピボットについてしばらく前から検討していたこと、また、同社のこれからについて彼の考えを共有した。
今しがたMeerkatをアプリストアから取り除きましたが、実際にはMeerkatをローンチしていから6ヶ月で方向転換しようと考えていました。配信(一人から多数へ)のカテゴリーはユーザーの日々の習慣になるようなものではなく、ユーザーが毎日使えるものとはほど遠かったのです。
私たちの会社のミッションは、物理的に離れていても、人々を最も人にとって意味のある形でつなぐことです。Housepartyは、このビジョンを体現していると私たちは信じています。それに、口コミでアプリはどんどん広がっていて、マーケットもそれを証明しています。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)