ことiPhoneに関して、Appleはとどまるところを知らないようだ。
爆発的四半期を2度続けた後 ― Appleは2015年Q1にiPhoneを史上最高の7450万台販売し、Q2には6100万台売った ― Appleは伝統的に動きの遅い四半期をのiPhone販売台数を4750万台で終えた。これは対前年比35%増だ。
アナリストの予測は5000万台、前年比42%増だった。言い換えれば、今期のiPhone販売台数はアナリストの予測をわずかに下回った。
iPhoneの販売は前期を下回り、前期はその前期を下回っていたが、重要なのは、通常秋の新機種発表は直前数ヵ月の販売低調を意味していることだ。
それでもiPhoneは、Appleが中国をはじめとする新市場を開拓する中、支配を続けている。同社は香港で4番目の店舗を開くことを発表した。中国全体では23番目になる。
iPadの販売をわずかに下がり、Appleは2015年Q3に1090万台を売った。アナリストの共通見解は、1100万台だった。
昨期もAppleはiPadの販売でアナリスト予測に届かず、前年同期の1600万台に対してわずか1260万台だった。今期の1090万台は前年比18%減、前期比13%減だった。もちろんこのカテゴリーは未だに新しいため ― iPadは発売からわずか5年 ― iPadの減少傾向が今後も続くかどうかはわからない。
それでも、Appleの最新iOSソフトウェアには、iPadでの画面分割マルチタスクと新しいQuickTypeキーボード(指をカーソル代わりにできる)が加わり、主として消費型ツールだったiPadを、生産的な使い方へと変身させる可能性がある。
一方Macは未だに上り調子で、Appleは6月28日までの3ヵ月間に470万台を販売した。これは前期比5%増、前年比9%増にあたる。
これはPC業界全体が不振を続ける中、極めて印象的だが、Appleの成功の大部分はリフレッシュされたMacBook ProとiMacのおかげだ。新しい、あり得ないほど薄いMacBookは4月10日(同四半期開始数日後)に発売開始され、改訂された15インチMacBook Proと27インチiMacが5月中旬に店頭に並んだことで、3製品共に輝く時間があった。もちろんこの夏には新学期に備えてデバイスを買い込むに違いない。
Appleは、Apple TV、Beats Electroncs、iPod、および話題の多いApple Watchについては個別の販売数を公表していないが、カテゴリー全体では26億ドルを売上げ、前年比49%増だった。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)