2018年、数えきれないほどのガジェットが発売された。年末が近づき、Brianと僕とで最高中の最高ガジェット、そして最悪中の最悪ガジェットをまとめてみた。
ガジェットの中にはOculus GoやGoogleのHome Hubなど最高のものがあった。しかし、新PalmやPlayStation Classicのようなガラクタ同然のものもあった。
数週間もすればCESがある。そこでは、メーカーが来たる年に展開する商品のほとんどを展示する。しかしその多くが数カ月間は購入できない。下記に挙げるものは2019年も引き続き入手できる、最高&最悪のガジェットのリストだ。
最高ガジェット
Google Home Hub
GoogleはEcho Showのライバルをマーケットに持ってくるのにたっぷり時間をかけた。しかし、最終的にHome Hubが売り出された時、Googleは競争を制した。このスマートスクリーンはEcho SpotとShowの中間にくるサイズで、ほとんどの家の装飾にマッチする形状だ。
アシスタント機能に関してはAlexaよりずいぶん深い知識を誇り、またこのHubは公然とした武器を提供する:YouTubeだ。GoogleのこのビデオサービスはAmazonが(実際には他のところも含む)現在提供しているものよりずっと先をいっていて、YouTubeに追いつくようなものは見られない。
本当は僕はOsmo Pocketを嫌いたかった。スクリーンがビルトインされたジンバルが349ドルなんてどう考えても高いーこのドローンメーカーが他にもっと安くてプロ仕様の選択肢を展開しているのを考えると特にそう感じる。しかし、ある日の午後Pocketを使ってみて、取り憑かれてしまった。
ソフトウェアは慣れるのに少し時間がかかるが、いったんマスターしてしまえば、あとは同じトリックがMavicラインナップにも通用する。タイムラプス、被写体の顔の追跡、10のストーリーモードテンプレート、どれも素晴らしく、対象物がありふれたものであってもはっとするようなビデオを初心者でも撮れるようにサポートする。
Oculus Go
最近のVRヘッドセットは全く違う2つのカテゴリーに分けられる。片方にはハイエンドなRiftやVives、もう片方には超安いDaydreamsやGear VRがくる。消費者は大金を払うべきか、あるいは標準より下の体験をとるべきか、その選択に悩むことになる。
OculusのGoヘッドセットはその中間に位置するものとして今年リリースされた。バーチャルリアリティがハイプサイクルの末尾にある間は、199ドルのデバイスは最も注目すべき主流商品であり続ける。
Timbuk2 Never Check Expandable Backpack
これはガジェットではないことは承知している。しかしNever Checkは僕が今まで使った中で最高のバックパックだ。このバックパックを当初選んだのはGift Guide記事を書くためだったのだが、それ以来愛用している。
最近外を出歩くことが多い僕にとって、このバッグのたっぷり収納とびっくりするほどのスリムさには助かっている。香港やナイジェリアへの旅行にも、仕事で使うテック用品をこのバッグに詰め込んで持っていった。
普段使い用としてもでしゃばらない感じだ。ウォータープルーフのジッパーの一つをしめるだけで小さくできる。
Happy Hacking Keyboard Professional 2
間抜けに聞こえるかもしれないが、僕は友達の数よりたくさんのキーボードを持っている。2018年、僕はメカニカルキーボードを試した。そして年末が近づいている現在、僕はHappy Hacking Keyboard Professional 2でタイピングしている。すごくいい。
このキーボードは東プレのキャパシティブで45グラムのスイッチを採用している。これが何を意味するか? タイピングしているとき、このスイッチによりスムーズな動作と触感の絶妙なバランスが得られる。メカニカルスイッチはほかにもあり、それらのほとんどを試したが、東プレのスイッチが僕にはベストだった。東プレのキャパシティブスイッチはいくつかのキーボードに採用されているが、僕はHappy Hacking Keyboard Professional 2が一番好きだ。
Happy Hacking Keyboardは1996年以来、さまざまな形で展開されているが、この最新バージョンはディップスイッチを含め魅力をたくさん持っている。誰もがディップスイッチは好きだ。このバージョンはMacとよく動き、2つのUSBポートを備え、バッグの中にほうり込めるほどに十分コンパクトだ。このキーボードは米国ではつい先月、富士通を通して購入できるようになった。なので、購入する人は“闇ルート”を使わなくてもよくなった。
最悪ガジェット
Palmというのは本当に好きになりたい類のデバイスだ。実際、僕は挑戦した。僕はPalmにMP3プレーヤーとして第二の生を授けることができるかもと期待してアフリカに持参した。しかしその前に不合格となった。
第二スマホは問題を求めた末のデバイスで、ごく一部の人にアピールするものだ。Palmは絶対的にかわいいが、しかしこれを所有する消費者は、その必要性とセカンドディスプレイにかけるお金があり、そしてスマートウォッチは持っておらず、Verizonと契約を結んでいる人となる。もしこれらの条件をクリアしたとしても、このプロダクトは、複雑なユーザー問題から、音量ボタンがないなどシンプルで馬鹿げた問題まで、紛れもない欠陥を抱えている。
概ねよくデザインされた第一世代のプロダクトと大目にみるのは簡単だが、新しく生まれ変わった会社がここからどう展開するのか先を見通すのは難しい。Palm、現実を直視せよ。
どこから始めようか? 値段から? スマホ分野におけるRedの初製品は1293ドル(もしアルミニウムをチタンにアップグレードしたければ1595ドル)からとなっている。この価格を支払えば疑いもなく魅力的なギミックな感じを備えた中級スマホを手に入れることができる。
何年間もティーザーが展開されたのち、Hydrogen Oneは大きさやメタルデザイン、ランボースタイルのとがったエッジを見せびらかしながらようやく10月に登場した。ディスプレイは、我々が子どものころに持っていたホログラフィックなベースボールカードの動くバージョンのような“ナノフォトニック”なデザインを示している。
テスト期間中、僕は何人かの仲間にこれを見せたが、みんな最初は面白いを感じるのだが、決まって「なんで?」と尋ねた。僕はまだこの問いにうまく答えられない。それから、何人かは見ていると気分が悪くなった、と言った。思うに、みなを魅了することはできないようだ。
「なんで?」というのが、最悪ガジェットに共通する疑問だ。Portalがまるで悪いプロダクトであるかのように、というわけではない。これのデザインはしっかりしているー実際、Echo Showより随分素敵に見える。当初は機能が十分ではなかったが、Facebookは最近実施したソフトウェアのアップデートで挽回した。
疑問の中心は、Echo ShowやGoogle Home Hubにはないものについてだ。Facebookブランドのハードウェアをリビングに持ってくるというのを正当化するには、かなりしっかりしたものでなければならない。特に、このソーシャルメディアが今年直面したプライバシーの懸念を考えた時はそうだ。このようなプロダクトをFacebookが立ち上げるのにこれまでいいタイミングというのはなかったが、特に今は最悪なように思う。
PortalにはすごいカメラトラッキングやARストーリーを含む素敵な仕掛けがあるが、まったく音痴で悪夢のようだ。
PlayStation Classic
- ゲームの半分はPALポートで、米国のテレビではうまく作動しない
- Gran Turismo、Crash Bandicoot、Tomb Raiderのようなクラシックゲームがない
- 電源アダプターが含まれていない
- サスペンドポイントが1つだけ
- 腹立たしい気分になる
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(翻訳:Mizoguchi)