東京オリンピックを2020年に控え、日本では広く国民に対して古くなったり使わなくなった携帯電話の寄付を呼びかけることとした。集めた機器から、東京オリンピックにて授与される5000個の銅メダル、銀メダル、および金メダルに必要となる金属を回収しようとしているのだ。
オリンピック委員会がオリンピックおよびパラリンピックのために集めようと考えている金属の重量は、合計で8トン近くにもなる。
これは2014年に発行されたオリンピック・アジェンダ2020にある「20+20の提言」の中で4番目にあげられている「すべての側面での持続可能性の導入」のために実施される動きだ。このアジェンダの目的については次のように記されている。
持続可能性に関する戦略を前進させ、オリンピック競技大会の潜在的な開催都市と実際の大会開催都市を統合する。さらに、各都市のプロジェクトのあらゆる段階で、経済、社会、環境の各領域を包含する持続可能性の施策を設ける。
日本オリンピック委員会(JOC)は4月から回収ボックスをオフィスや通信事業会社の店舗に設置して、必要な金属を入手する予定としている。
オリンピックを持続可能なものとしていくための、多くの試みのひとつとして注目されている。リオオリンピック・エディションのスマートフォンなどをゲットしている人には、有効に再利用するための大きなチャンスが訪れたということなのかもしれない。
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(翻訳:Maeda, H)