30日以内にプログラミング(だけではない)を教えるOne Monthが、190万ドルを調達

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One Monthは、1ヵ月以内で修了する本格的企業向け学習プラットフォームを提供するスタートアップだ。同社は今日、追加シード資金190万ドルを調達したことを発表した。リードは既に出資しているIdea Bulb Venturesと新たに加わったArena Ventures。Conerstone On-Demandも、戦略投資家として本ラウンドに参加した。

Y Combinator出身のOne Monthは、2013年8月に唯一のコースであるOne Month Railと共に羽ばたいた。コースは、Codecademyその他のコンピュータ科学教育プラットフォームと異なり、ユーザーは本当に必要な内容だけを学習するために、個別のウェブページを構築できる。Ruby on Railsのあらゆる細部を学習する必要はない。

One Monthは、昨年6月に77万ドルのシード資金を調達し、以来プログラミング言語に留まらず広い分野へとコースを拡張してきた。例えば、現在One MonthはiOSのSwifty、HTML、およびPythonのコースを提供しており、さらにグロースハッキング、支払いプロセス、ウェブセキュリティー、プログラミングの基本、コンテンツマーケティング等も手がけている。

現在ウェブサイトには、JavaScript、UXデザイン、および「Minimal Viable Product」構築が、近日提供予定コースとして挙げられている。

またOne Monthは、価格体系を変更し、クラス単位ではなく定期購読モデルを提供している。従来ユーザーはクラス当たり最大300ドルを支払っていたが、新しい購読ベースの料金体系では、ユーザーは月額1コース49ドル、あるいは複数コースを月額100ドルで利用できる。

加えて、One Monthはさらに深く従業員教育を行いたい企業向けにOne Month for Teamsのオプションを追加した。

ファウンダーのMattan Griffelは、スタートアップのアイデアを構築するプログラマーを探すことに失敗して苛立った経験からOne Monthを立ち上げた。このたび、One Month Learning Libraryに既にある資源を利用して、無料コースを追加する計画があると言っている。

現在までOne Monthには2万5000人以上の生徒が所属し、修了率は他のMOOC[大規模オンライン講座]と比べて2倍から3倍だと言っている。

One Monthの調達額は合計260万ドルとなった。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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