3Dデザイナー集団、逮捕された日本人メーカーに敬意を表して「イムラ」リボルバーを設計

日本の警察が、3Dプリンターでリボルバー拳銃を作った疑いで居村佳知を逮捕した時、いくつかのサークルの3Dプリント支持者が立ち上がった。問題の銃は、空砲しか発射できないZig-Zagと呼ばれるシンプルなテストモデルだった。このほぼ居村の3Dプリンティングにおける業績に敬意を表して、あるCADデザイナーが、新たにより高性能な実弾を発射できる銃を設計した。

自らをWarFairyと呼ぶそのデザイナーは、 Free Open Source Software & Computer Aided Designというデザイン集団の一員だ。彼は、まず銃の写真をツイートし、その後それを定評あるモデル群に追加した。念のため言っておくと、この銃はまだ実際に実弾を発射したことはないが、通常使用に耐えるよう設計されている。

WarFairyは米国外に住み匿名を望んでおり、このモデルの設計には非常に苦労したと言っている。完成版キットには、ATF規制準拠および燃焼室補強用の金属部品が含まれている。WarFairyはこのデザインは政治的声明ではないと言った。「われわれがこれをImuraと名付けたのは、弾倉に彫られた溝が、日本で逮捕される前に居村が作ったリボルバー式シングルアクション空砲銃を真似たものだからだ。政治的声明があるとしたら、それはユーザーが推察したものだ」

「ちゃんとプリントするためにひどく苦労している」と彼がIRCチャットで語った。「鋼鉄のスリーブを使っている。フレーム前部には、0.75インチの旋条が刻まれていて、ピストルに旋条を義務付けているATFの要求を満たしている。現在これを作るのに使われていたプリンターは全部壊れてしまっている。近く作業を再開する予定だ」と彼は言った。

新しい拳銃をダウンロードできるのはいつだろうか。

この質問に対してWarFairyは「スタートアップでお馴みのセリフ『その時が来たら』」と答えた。それまでの間チームは、政治的ではなく、探究精神に則っとってモデルやビデオを公開するつもりだ。

via 3Dprint

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook