3Dプリント義手が、このウルヴァリンの爪でさらに強力になった

手の不自由な子供にとって、新しい手をプレゼントされるほど嬉しいことはないだろう。では、その手に爪が一式ついたらどうだろう!

Enabling The Futureというグループのメーカー(作り手)、Aaron Brownは、指を失った子供たちのために、3Dプリント義手を作っている。義手は無料で配られており、グループは数多くの子供たちを大いに喜ばせてきた。

今度はもっと喜ぶかもしれない。Brownは、その無料の義手と互換性のあるウルヴァリンの爪を作った。設計図はThingiverseで入手できる。

「私の中のコミックオタク(とFacebookの友達何人か)が、爪のないウルヴァリンの手などあり得ない、と言うので、Sketchupでいくつかデザインしたものを、メーカーフェアの前日にプリントして銀色に塗りマジックテープを付けた。それがなかなかの出来映えだった!」とBrownは言う。

「私はナイトクラブで約7年間警備員として働き。その前は工場であまり面白くない仕事にいくつかついていた。テクノロジーをいじり回すことは、いつも私の情熱でありホビーだったが、去年祖父が突然亡くなり、遺言によってわずかばかりの ― ビジネスを始めるのに十分な ― 資金が手に入った」と彼は言った。現在小さな3Dプリントショップで働くBrownは、最初の「手」をGrand Rapids Maker Faireで披露して以来、子供たちのためにウルヴァリンをテーマにした手を作っている。

3Dプリンティングが、本当の実用に使われるところを見るのはすばらしいことだが、もっと嬉しいのは、ナイトクラブのアルバイト警備員から、少しの時間と努力によってフルタイムのメーカーになれた連中を見ることだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook