3DENが200万ドルを調達、純粋従量課金の都会のリラックススペースを提供

3DENは、同社が呼ぶところの「日中のぽっかり空いた隙間時間」のための場所を提供しようとしている。

その名前”3DEN”(「エデン」と発音される)は、「3番目の場所」 ―― 家でも職場でもない空間というアイデアから来ている(英語の”den”という言葉には、動物の巣や隠れ家といった意味合いがある)。創業者でCEOのBen Silverは、会議と会議の間に空いた45分間を埋めたり、夜行便を降りたばかりでリフレッシュできる場所が必要な場合などに、使うことができるような場所を作り出すことが目標だと語った。

コーヒーショップ、コワーキングスペース、ジム、あるいはホテルなどがそうした機能をある程度提供してくれるだろう。だがSilverは3DENは「様々なサービスを合わせたもの」で、かつそれをとても「安心できる場所に」集めたものになると言う。彼は最もコンセプトが近いものは、会員制クラブハウスだと言う。ただし高額な月極会費を請求する代わりに、3DENはコミットメントを求めず、各訪問に対して30分毎に6ドルの料金を請求するだけになる。

今週初めに私は、ニューヨーク市のハドソンヤード再開発地区のショッピングエリアにある、3DENの最初のスペースに立ち寄った。スペースはまだ工事中だったが、しかし私は電話ブース、プライベートシャワー、そしてリラックスのためのブランコさえ見ることができた。

Silverは、瞑想スペースやCasperの仮眠ポッドも置かれる予定だと話した。そして、たくさんの木々や植物を使った自然に影響を受けたデザインだけでなく、空間の「音響的ゾーニング」を強調した。すなわちある場所は人が集まるためにデザインされる一方、別の場所はより静かで休める場所になるということだ。

したがって、仕事を集中して片付けたり、電話をかけたり、会議を主催することができるし、ただリラックスしてリラックスしたいだけなら、それも可能だ。

Silverによれば、この場所には少数のスタッフは配置されるものの、エクスペリエンスの鍵はテクノロジーだと言う。大部分の取引はスマートフォンのアプリを経由して扱われる。3DENスペースに行きたくなったら、アプリを通してチェックインを行う(それはあなたに現在の混雑レベルを知らせるが、もし満員の場合にはウェイティングリストに入れてくれる)。またシャワーを予約したり、買い物をしたりすることができる。

3DENのコアサービスは、30分毎6ドルの価格の中に含まれる予定だが、他に小売なども行い、訪問したひとは、食べ物や健康/美容製品を買うこともできるとSilverは語った。彼はまた、通常のゲスト価格に加えて、追加の価格モデル(例えば法人会員など)も検討していると語ったが、このスペースを広範囲のビジターたちにアクセスしてもらうことを可能にする、「コミットメントなし」価格の重要性を重ねて強調した。

今回のシードラウンドは、b8taとGraphene Venturesが主導したが、参加した投資家はColle Capital Partners、The Stable、JTRE、InVisionのCEOのClark Valberg、Targetの元最高戦略およびイノベーション担当役員のCasey Carl、およびFirebaseの創業者Andrew Leeである。

3DENの最初のスペースは3月15日にオープン予定だが、Silverはニューヨーク市内のさらに4拠点についても交渉中であると語った。

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(翻訳:sako)

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TechCrunch Japan

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