私は電子ペーパーが本当に好きだ。それは、初期のまだ荒削りなKindleから長い道のりを経て、今や最高の携帯電話やiPadに比べられるほど高解像度の、電子書籍リーダーたちが生まれている。そしてもし私が期待するように、メーカーたちがE Inkの最新のスクリーンを製品に用いてくれるなら、さらに良いものが出来上がるだろう。
LAのDisplay Weekは、その名が示す通り全てのディスプレイメーカーが集い、お互いのディスプレイを称え合う場所だ。今年は、OLED(有機発光ダイオード)の水冷方式に関する話題が多いと思われるが、E Inkも負けてはいない。
今回同社は、Japan Display Inc.とのコラボレーションを通して、いくつかの新しいスクリーンタイプを展示しているが、現在市場に存在する最高の電子ブックリーダーたちの顔色を失わせるものだ。その最高の機種たちが何かは明らかだが、私は素晴らしいAura OneとKindle Oasisについてここでは話している。どちらも1インチあたり約300ピクセルの表示密度を持っている。
ではここで私が言おうとしている、E Inkのディスプレイはどれほどのものだろうか…400PPIとか?凄いと思う?本当に?いや、実は素晴らしいことに彼らが展示しているのは600PPIのディスプレイなのだ。これは最も手強い競合相手の2倍の性能である。
ここに示した(拡大した)画像で、どれほど沢山の情報が高PPIのスクリーンに表示できるかを見ることができる。そして斜めの線の滑らかさも見て欲しい。この技術は本当に、文字の見え方を素晴らしいものにするだろう。
もちろん、競合他社のものは実際のデバイスであり、ここに示したディスプレイはトレードショー向けの小さな部品に過ぎないが、それでも遅かれ早かれこの技術が徐々に電子書籍リーダーへと使われるようになって行くことだろう。
[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)