Facebook(フェイスブック)傘下のOculus(オキュラス)は最新VRヘッドセットの出荷を米国時間5月21日に開始した。今回出荷が始まったPCのいらない「Oculus Quest」と、ハイエンドモデルの「Oculus Rift S」は、3週間前に予約が開始されていた。
ローンチにあたりOculusはブログにて、「(新型ハードウェア)はオールインワンかつ完全没入型の6DOFなVRだ」と綴っている。「我々は以前よりさらに多くの人に、ケーブルレスの自由な動きによって魔法をもたらす」
TechCrunchのレビューでは、Oculus Questについては「このヘッドセットは最も強力というわけではないが、フェイスブックの新たなフラッグシップVR製品であることは間違いない」としている。
一方Oculus Rift Sについては、「3年前にすでに存在していたフラッグシップヘッドセットの新バーションとして適切だとは感じられないが、さらに革新と信頼の置けるシステムによってチューンされている」と感想を述べている。
Oculusのブログには、ヘッドセットの予約販売のセールスに関する詳細は記載されておらず、耳障りのいい言葉しか書かれていない。
一方フェイスブックは数カ月前から、言葉通りあらゆる場所においてOculusのネイティブ広告を出している。ただし、「続きを読む」をクリックしない限り、Oculusブランドについての明確な言及はない。
その代わりに広告では「オールインワンVR」という概念的な単語が登場し、ヘッドセットのOculusブランドの文字は判別不能なほど小さくなっている。下は、3月に記者の環境で登場したフェイスブックによるターゲット広告だ。
Oculus QuestとOculus Rift Sはoculus.comだけでなく、Amazon(アマゾン)やBest Buy、Newegg、Walmart、GameStopなどの米小売店でも販売される。EUではCurrys PC WorldやFNAC、MediaMarktが取り扱い、日本ではAmazonから販売される。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)