AcerのConceptD 9はラップトップと液タブの二刀流

クリエイティブのプロにアピールする時、Huawei(ファーウェイ)のようにApple(アップル)に対抗する方法と、全く別の道をいく方法がある。Acerの「ConceptD 9」が選んだのは、そのうちの後者だ。

ニューヨークのブルックリンにて開催されたイベントで発表されたConceptD 9は、イーゼルのような台座に据え付けられたスウィーベル(回転)するタブレット型ディスプレイを搭載し、ワコムのペンをサポートしている。

近年ハイブリッドデバイスは数多く市場に登場しているが、ConceptD 9はその中でも特にユニークで、Microsoft(マイクロソフト)のSurfaceスタイルになることを意図的に避けているようだ。

Acerはクリエイティブのプロから大いに注目されるメーカーではなかったが、ConceptD 9はMicrosoftの一体型PC「Surface Studio」よりもずっと小さな本体で、ドローイングや3D制作における同等のデザインと機能を提供している。

ConceptD 9は6月に4999ドル(約56万円)にて販売予定。この奇妙なラップトップが市場に受け入れられるのかどうか、注目だ。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。