AIとデータベース技術を用いてトレーディングの自動化などを行う米AlpacaDB。同社は1月25日、イノベーティブ・ベンチャー投資事業有限責任組合、D4V、三菱UFJキャピタル、マネックスベンチャーズのほか、フィンテック領域に投資するエンジェル投資家のEric Di Benedetto氏ほか個人投資家らから、総額175万米ドルの資金調達を実施したことを明らかにした。
AlpacaDBは2015年2月の設立。もともとは独自のAI技術用いて画像認識のプロダクトを手がけていたが、2015年にそこからピボットしている。創業から現在のフィンテック領域へのチャレンジについてはTechCrunchの過去の記事を読んで頂きたい。
そんな同社では現在、AIを用いて株式(米国株式市場のみに対応)の売買タイミングをアドバイスする「AlpacaScan(アルパカスキャン)」、そして為替取引の自動取引サポートサービス「AlpacaAlgo(アルパカアルゴ)」の2サービスを展開。AlpacaAlgoは2016年11月から一部のユーザーに限定して限定して展開しているが、2カ月間で実取引総額は1億ドル超だという。
AlpacaDBでは今回の資金調達をもとに、これら2つのサービスの開発を進めるほか、トレーディングにおけるAI技術とデータベース技術の更なる研究開発と事業展開を進めるとしている。また今春にはAlpacaScanのモバイルベータ版を提供する予定だとしている。