Airbnbは2年以内のどこかで新規公募を予定しているが、これに先立ち新たな最高技術責任者(CTO)を連れてきた。Googleでエンジニアリング、アプリケーションストレージ、インデキシング、サービングなどを担当した前VPのAristotle Baloghは、11月半ばからAirbnbに加わる。
CTO職は、Airbnbの共同創業者Nathan Blecharczykが最高戦略責任者に就く2017年1月まで務めていた。以降は、エンジニアリング担当VPのMichael Curtisがテクニカル関係の監督も受け持っていた。Curtisが新CTO選びを手伝ったが、Baloghが就任することでCurtisはAirbnbを去る。
「Ariはミッションと真義を持ち、情熱的なテクノロジストとして優れた人物だ」とCurtisは発表文で述べている。「我々は過去に一緒に働いたことがあり、私は実際に彼のリーダーシップを目の当たりにしてきた。彼は素晴らしい経験と前途をAirbnbにもたらすだろう」。
「家族のことや他の興味のあるプロジェクトに専念したい」としてCurtisはここしばらくの間Airbnbを辞めることを考えてきた、とAirbnbの広報Tim RathschmidtはTechCrunchに対し電子メールで明らかにした。「交代についてはBrian Cheskyと協議した後、Mikeが後任探しを手伝ってから辞めるということで合意した」。
BaloghのAirbnbでの役割としては、彼はCEOのBrian Cheskyに報告する立場となり、インフラ、情報セキュリティ、IT、支払いエンジニアリング、信頼とコミュニティサポートなどを担当する。
「AriがCTOとしてAirbnbに加わるのを楽しみにしている」とCheskyは声明文で述べている。「彼は我々が行う全てのこと、全てのテクニカル的な決定の中心にコミュニティを据えるという確固たるビジョンを持っている。そして彼はリーダー育成、包括的カルチャー養成の素晴らしい経歴も持っている」。
今年初め、最高財務責任者のLaurence Tosiが、社の将来を巡りCheskyとの間に意見の相違があると報じられた後に社を去るというエグゼクティブの刷新があった。同時期、商務・法務の前責任者だったBelinda Johnsonが最高執行責任者に昇進した。
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(翻訳:Mizoguchi)