Airbnbの最高執行責任者ジョンソン氏が来年3月退任

AirbnbのCOO(最高執行責任者)であるBelinda Johnson(ベリンダ・ジョンソン)氏が来年3月に退任することを従業員に通知した。最初にCNBCが報じた。Airbnbはこのニュースを認め、ジョンソン氏が取締役会のメンバーとして残ることを明らかにした。ジョンソン氏のCOOとしての最終日は2020年3月1日だ。

ジョンソン氏退任のニュースは、Airbnbが来年のIPOに向けて準備を整えている中でのものだ。9月、同社は2019年第2四半期の売上高が10億ドル(約1090億円)超となったことを発表した。同社はまた、過去2年間、EBITDAでも黒字となっているとしている。

しかしAirbnbには議論がつきまとっている。住宅価格に及ぼすAirbnbの影響からくる規制の問題、そして差別の問題など、株式公開する前に解決しなければならないものを抱えている。

退任の理由についてジョンソン氏は、ワークライフバランスのためとAirbnbのニュースルームに掲載されたメモの中で記している。「素晴らしい家族とより多くの時間を過ごしながら、役員会に加わってAirbnbの長期的な成功に貢献するというのは素晴らしい機会だ」とジョンソン氏は語った。

2011年にAirbnbに加わったジョンソン氏は、Airbnbの共同創業者でCEOのBrian Chesky(ブライアン・チェスキー)氏が採用した最初のエグゼクティブだった。

「ベリンダには今後長く役員会にいてもらうつもりだが、彼女がもし望めばいつでもエグゼクティブとしてAirbnbに戻ってこれると伝えてある」とチェスキー氏は語った。

画像クレジット: Photo by Phillip Faraone/Getty Images for WIRED25 / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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