数値はベルリンで行われたIFAのプレス向け発表で明らかにされたものだ。今年はじめにアナウンスした際は、Alexaが稼働するデバイスは4,000種類とのことだった。そこから順調に伸びているということになるのだろう。
CNETが報じたAmazonエグゼクティブのDaniel Rauschの発言によれば、Alexaは何百万回も「ハッピー・バースデー」を歌い、1億回もジョークを披露したのだとのこと。
1億回というのはすごい数字だ。きっと1つや2つは面白いものもあったに違いない。
Alexaが動作する2万種類を超えるデバイスは、3,500超のブランドからリリースされているものだとのこと。
すなわち、Alexaが動作するデバイスのうち、Amazon純正のものはほんの一部に過ぎないということになる。まだまだEchoスピーカーにさほどのラインナップはないし、Fire TVやFireタブレットを入れてもまったく届かない。Amazonは当初よりAlexaのサードパーティーへの提供に力を入れていて、その方針が実ったものというわけだ。
Alexaのサードパーティー製品への組み込みは、ハードウェアメーカーとのパートナー契約や、ハードウェア系スタートアップに投資するAlexa Fundなどを通じて拡大されてきている。Alexaの利用シーンは、電話、サーモメーター、テレビ、車など拡大の一途をたどっている。やはりIFAで発表されたのだが、HuaweiおよびNetgearがホームルーターにAlexaを搭載している。
Googleも、やはりマニュファクチャーに対して自社アシスタントの採用を働きかけている。しかしいまのところは、Alexaほどの活発な動きを見せてはいないようだ。Googleの5月段階での発表によれば、Googleアシスタントが動作するデバイスの種類は5,000種類だとのことだ。ちなみに1月段階では1,500種類ということだった。
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(翻訳:Maeda, H)