Amazonは今日、ユーザーが好きな曲についてより知ることができるようにするための「Song ID」というAlexaを使った新機能を導入する。この機能をオンにすると、スマートスピーカーを使ってラジオやプレイリスト、Amazon Musicでリリースされた曲を聴いている時、曲がかかる前にAlexaがその曲のタイトルとアーティスト名を教えてくれる。
Echoデバイス向けのこのオプション機能は、Alexaに「Song IDをオンにして」「Song IDをオフにして」と言うことでいつでも音声でコントロールできる。
モバイルやデスクトップアプリで音楽を聴いているときは、アーティストの名前や曲のタイトルをストリーミングアプリでさっとチェックするのは簡単だ。しかしスマートスピーカー越しにストリーミングの音楽を聴いているときはそうもいかない。デバイスはどこか離れたところに置かれ、すぐにアクセスできない。そして従来のラジオと異なり、Amazon Echoから流れる音楽には、次に何が流れるかDJの言葉はない。
新機能は、パーソナリティには程遠いにしてもAlexaをDJにするのが目的だ。ただし今は曲のタイトルとアーティスト名を言うだけで、その音楽についての他の情報やコメントをはさむということはしない(しかしながら、そうした機能をAmazonが加えるというのは、将来におけるSong IDの興味深い拡張になる。そうなった場合、曲について掘り下げた情報を提供するSpotifyのGenius を活用した“Behind the Lyrics”機能によく似たAlexaベースのサービスとなる)。
Amazonによると、Song ID機能は音楽に関してユーザーからAlexaに寄せられたリクエストを参考にして構築された。
毎日多くのユーザーが流れている曲についてアシスタントに「Alexa、これ何ていう曲?」「Alexa、この曲誰が歌ってる?」などと何十万回も尋ねてきたのだ。
Amazonはまた、Amazon Musicの2019年チェックすべきアーティストプレイリストや、注目を集めつつあるアーティストを特集したWeekly Oneプログラムのような、あなたがタイトルやアーティスト名を知らない新しい曲をチェックするときにSong IDは役に立つかもしれない、と述べている。
Song IDは米国のAmazon Musicで今日からEchoデバイスで使える。
(原文へ、翻訳:Mizoguchi)