シアトルで開催中のイベントにてAmazon(アマゾン)は米国時間9月25日、パーソナルアシスタントのAlexaの新しいニューラルテキストのスピーチモデルを発表した。この新しいモデルは、AmazonのライバルことGoogle(グーグル)やMicrosoft(マイクロソフト)が過去にローンチしたものとは似ていないが、最新のマシンラーニング技術を利用して「より感情的で表現力豊か」な新しいモデルを構築している。
さらにAmazonは、Echoがまもなく俳優のSamuel L. Jackson(サミュエル・L・ジャクソン)のように喋るようになると発表した。また同じ技術(あらかじめ録音されたフレーズではなく)を利用し、Alexaは有名人の声を真似ることもできる。サミュエル・L・ジャクソンモードには、エクスプリシット(ありのまま)版も用意される。
追加音声は来年公開される予定だが無料ではない。価格はそれぞれ0.99ドルだ(少なくとも最初は)。これは面白いギミックだが、実際にはそれ以上のものではない。まるで有名人の声でしゃべるカーナビのようだ。
「革新のペースは信じられないほどで、マシンラーニングにできることにはいつも驚かされる」と、AmazonのDave Limp(デイブ・リンプ)氏はキーノートで語った。「しかし、このニューラルネットワーク技術はさらなる柔軟性と、Alexaの音声の可能性を与えてくれる」。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)