以前の記事で扱ったように、Amazonがサンフランシスコでの生鮮食品の取り扱いを開始した。
これまではシアトルおよびロサンゼルスで展開していたが、これをサンフランシスコにも拡大したというわけだ。
サービスの名称はAmazonFreshで、年会費として299ドルが必要となる。会員になれば生鮮食品、肉、乳製品などが即日ないし翌日に配送されるようになる。年会費を払えば、同時にプライム会員としても登録される。
小売界のワンストップサービスを目指すAmazonにとって、生鮮食品の販売というのは新しい可能性を探る実験的意味があるのかもしれない。Amazonは、ターゲットコーポレーションが小売界で成し遂げてきたことを、デジタルの世界で実現しようとしているわけだ。
可能性のひとつとして、生鮮食品の提供を行うことで、利用者が定期的にサイトを訪問するようになるという効果も期待できる。取り扱い製品を次々に拡大していく中、サイトを訪問してくる利用者のついで買い効果なども最大化していきたい考えだ。
競合はと見回せば、ちょうど本日ボストンでサービスを開始したInstacartやWalmartなどの名前があがるだろう。
サンフランシスコに住んでいて、AmazonFreshを試してみようかという方はこちらから手続きを行うことができる。
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(翻訳:Maeda, H)