今日(米国時間4/24)Amazonは、2014年会計第1四半期の決算を発表した。純売上高は対前年比23%アップの197.4億ドル、前四半期は255.9億ドル、1年前は160.7億ドルだった。しかし経常利益は19%ダウンの1.46億ドルだった。2013年第1四半期は1.81億ドルだった。
発表前のアナリストらの予測では、売上194.3億ドル、1株当たり利益0.23ドルだった。Amazon自身の指針は、純売上は182~199億ドル、経常損益は2億ドルの損失から2億ドルの利益の間としていた。多くのアナリストが、Amazonは自社予測の上限付近に来ると予想していたので失望させる結果となった。
Amazonの売上は予測不可能なことが多く、同社が一部株主の期待に反して必ずしも利益を追及していないことから、アナリスト間の意見に大きな隔りがあることは指摘しておくべきだろう。最低の予測は1株当たり1セントの損失で、最高は0.52ドルの利益だった。
Q1は伝統的に小売店が低調な四半期だが、Amazonは過去数ヵ月間に広く宣伝活動を行い、Amazon Primeの値下げや、99ドルの自社製セットトップボックス、Fire TVの発売もあった。さらに最近同社は、HBOと同局のコンテンツをストリーミングサービスにより多く加える契約に合意した。
また、Amazonの今期売上にどれほど貢献したのか定かではないが、ある最新記事は、売上税の徴収を強制された州における売上が減少していると指摘している。
残念ながら、Amazonは決算報告に自社サービスに関する様々な細かい要因を詰め込むのが好きだが、個々のビジネスユニットの数値は公開していない。例えば、同社がクラウドコンピューティング・プラットフォームのAWSから得ている利益(あるいは損失)は、未だに企業秘密だ。現在Amazonは、クラウドコンピューティング分野でGoogle、Microsoftらとの価格戦争に巻き込まれている。
通常Amazonは、決算報告の中でビジネスに関する興味深い事実をいくつか発表するのだが、今回は前四半期のニュースを繰り返すに留まった。
Amazonの次期への指針は、純売上高181~198億ドル、経常損失4.55~5.5億ドルと予測している。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)