Amazonの第3四半期業績はアナリスト予測を辛うじて上回り、売上170.9億ドル、損失4100万ドル、1株当たり0.09ドルだった。ウォール街の予測は、1株当たり損失0.10ドル、売上168億ドルだった。
時間外取引で、Amazon株は7%上昇した。投資家らはこの日の結果に元気づけられたに違いない。しかし、GeekWireのBlair Frankが指摘するように、これはAmazonにとって2期連続の損失であり、同社の第4四半期予想は驚きの損失5億ドルだ。
しかし損失の内訳には、株式による報酬3.5億ドルおよび無形資産の償却が含まれている。つまり現金損失はある程度鈍化している。
会社は雑草のごとく伸びているが、さして利益性の高い雑草ではない。Amazonは、来たる第4四半期の純売上高を235~265億ドルの間と予想している。この数字は、対前年比でそれぞれ10~25%の伸びに相当する。
Amazonは現金および現金相当物約77億ドルを保有しているので、資金不足にはほぼ遠い。1年前の同四半期、同社の純売上は138.1億ドル、損失は2.74億ドルだった。よってこの四半期はある意味で前進だ。
この会社は、利益に対する意欲のなさで悪名高く、代わりに同社のさまざまなビジネスユニットに資金を注ぎ込み続けている。Amazonは、タブレットを売り、ビデオをストリームし、あらゆる種類の商品 ― 食料雑科さえ ― を配送する一方で、エンタープライズ水準のクラウドコンピューティング・ソリューションを提供している。多様な会社である。
Amazonは投資を抑えることによって、高水準の利益を達成することも可能だ。しかし、近いうちには起こりそうもない。素晴らしき船に乗ってベゾスは疾走する。
トップ画像提供:Carl Malamud
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(翻訳:Nob Takahashi)